皆さま、こんにちは。
最近、すっかり欲しい収納の人気上位に定着したファミリークローゼット。大型収納に、家族みんなの衣服やモノをたっぷりしまえて、とても便利。「設置して良かった！」「家事が時短できた」といった声をよく耳にします。一方で、「使いづらい」「個別の収納だけで良かった」と後悔するパターンもある様子。一体、どうしてなのでしょうか？

【使いやすいファミリークローゼットにするコツは？】

ファミリークローゼットを十二分に活用するためには、事前にしっかり収納計画を立てることが大切。共有スペースに大きいクローゼットを作るだけでは不十分です。
どう使いたいか、何をどれくらい入れたいかなど、暮らしをイメージして設置場所や大きさを考えましょう。家事動線や生活動線と連動させて、“ファミリークローゼットのある間取りを考えることが重要！
中でも次の3つの設置場所は、使い勝手が良く人気です。

～人気の設置場所～
①2階ホールなどの家族共有スペース
②洗面所やバスルームなど水回りの近く
③玄関や土間収納（シューズクローク）の近く

【使いやすいファミリークローゼットの間取り例】

続いてファミリークローゼットのある間取り例を、パターン別に見ていきましょう！
今回（前編）は「①家族共有の2階ホール」にファミリークローゼットがある間取り例、次回後編では「➁洗面所やバスルームなど水回りの近く」「➂玄関や土間収納（シューズクローク）の近く」にファミリークローゼットがある間取り例をそれぞれご紹介します。ぜひ前編・後編合わせてご覧ください^ ^

①2階ホールなどの家族共有スペース
2階ホールなどにファミリークローゼットがあれば、洗濯物を仕分けして、部屋ごとに配る手間が省けます。またバルコニー（物干しスペース）とクローゼットが近いため、洗濯動線の短縮が可能です。

●2階ホールの大型クローゼット
こちらの間取りでは、ファミリークローゼットとバルコニーが両方2階ホールに面しています。他の部屋を通らずに洗濯物を干したり、片付けたりできてとても便利。またリビング階段からそのまま2階へ上がれるレイアウトで、家事動線を短縮しています。

●扉レスのウォークインクローゼット
子ども部屋と夫婦の寝室の間に、扉レスの家族クローゼットを設けた事例です。家族以外から目が届きにくい2階のクローゼットの扉を無くして、ドアの開け閉めの手間を省きました。バルコニーから取り込んだ洗濯物で両手が塞がっていても、難なく出入りできます。開閉のためのデッドスペースが無いため、収納部を広く使えるのもポイント。さらにクローゼット内の通気性も良くなります。

●2部屋共有のウォークスルークローゼット
２つの居室で１つの収納を共有するタイプのファミリークローゼットです。洗濯物を取り込むときは、ホールから直にバルコニーへ出て、室内へ入るときは居室側の掃き出し窓を利用。ウォークスルークローゼットに衣服をしまったら、そのままクローゼット内を通り抜けて、もう1つの居室へ出られます。

●主寝室入口のファミリークローゼット
主寝室にドアを設けず、入り口付近にウォークインクローゼットを設けたパターンです。この方法ならメインとなる居室にある収納を、家族みんなのファミリークローゼットとして無理なく活用することができます。
写真の事例は、LDKや水回りに隣接して主寝室（ファミリークローゼット）があるため、料理や洗濯をすべてワンフロアで済ませることが可能です。

次回後編も、どうぞお楽しみに♪